琉球大学近くで発生した土砂崩れの調査を行いました。
11/182025
沖縄本島では、2025年11月11日~14日にかけて、接近する台風26号(沖縄本島付近では温帯低気圧に変化)の影響により、本島北部では1時間降水量 110 mm を超える豪雨が観測され、中南部においても3日間累積降水量が約 150 mm(那覇)に達する大雨となりました。この大雨で、中城村伊集では11月14日に土砂崩れが発生しました。私たちは、11月18日にこの土砂崩れの現地調査を行いました。
Map 崩壊箇所
図 気象庁那覇観測所の降雨状況
図 土砂崩れ前の等高線
以下に土砂崩れ現場全景を示します。
Photo 1 土砂崩れ箇所を下から望む
現場上部から確認した土砂崩れの様子を Photo 2 に示します。崩壊地は、等高線を目安に高さおおよそ 30 m 程度、幅 100 m 程度に及ぶ規模であり、大規模な土砂崩れでした。崩壊地の下方の民間企業の敷地内には、土砂が流れこみ、重機等が押し倒されている状況が確認されました。なお、この崩壊による人的被害は確認されていません。
Photo 2 上からみた土砂崩れの様子
Photo 3 に示す崩壊面は、風化が進行しているようにみえます。
Photo 3 崩壊面
Photo 4 現地調査の様子
今回の土砂崩れ箇所が位置する中城村を南北に走る丘陵地帯は、その大半が土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域に指定され、土砂崩れが発生しやすい地形であり、今後も再び大規模な斜面崩落が発生することも考えられます。本研究室で取り組んでいる斜面崩壊や土砂流の研究の発展が、このような災害の防止や被害軽減につながります。今回の現場調査で研究の意義をより実感し、一層研究に励みたいと思いました。