思考の森・ランの森 -人々のために-
4/18 2021
『思考の森・ランの森(人々のために)』という森の創造が進められています。社会を照らし、学内外の関係者との連携を構築できればとの趣旨により、『思考を求め、互いに集う森の創造』が進められております。
2014年度ノーベル物理学賞受賞者「天野浩」先生が来学され、講演と記念植樹が行われましたが、同時に天野先生は、『人々のために』と揮毫されました。植樹されたのは台風に強いと云われる「黒木」でした。
また、本学部環境建設工学科の優秀な学生であったものの、卒業を目の前にして他界された「尾崎次郎氏の在学の記し」として植樹が行われ、そこは『次郎の丘果樹園』と命名されています。
その丘の頂上付近には、トルコ国大学と本学工学部との連携を記念して「オリーブの木」が植樹されました。このような経緯を持つ森に、この度、『思考の森・ランの森(人々のために)』の構築を進めております。この森に人々が集い、さまざまな希望と未来を語り、思考に思考を重ねるシンボルとして、この森が位置付けられることになります。
森の広場には、巨大な琉球石灰岩を現地から掘り出し、その1枚岩から造ったテーブルセットが寄贈されました(アイダン・渡嘉敷・伊東氏による贈呈)。ここに腰を下ろし、思考し、懇談をすすめ、新しい創造が湧くことが期待されます。
このような趣旨にご賛同頂き、一人一人からの協力を頂けたなら、その名にふさわしい森が構築されるものとお願いする次第です。近い将来に、この森に、人々が、そして我々が集い、『希望の灯りが照り続ける』ことを心から期待申し上げます。
皆様からのご協力をどうかよろしくお願いいたします。
プロジェクト代表 社会基盤デザインコース 仲座栄三
連絡先:enakaza@tec.u-ryukyu.ac.jp